横山 弥生YAYOI YOKOYAMA
大同大学 情報学部情報デザイン学科教授
CGアーティスト
1960年 静岡県清水市生まれ
1983年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業
現在 大同大学 情報学部 情報デザイン学科 教授
大同大学 情報学部情報デザイン学科教授
CGアーティスト
1960年 静岡県清水市生まれ
1983年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 卒業
現在 大同大学 情報学部 情報デザイン学科 教授
美術大学卒業まで油絵を描いていましたが、80年代半ばからコンピュータを使い制作を始めました。3DCGに出会った際、絵画の世界にカメラワークを取り入れたような興奮を感じたことを覚えています。しかし、私は流れて行くようなCGアニメーションにはあまり興味は無く、静止画の作品を制作し続けています。その背景にはやはり油絵を描いていたことが影響しているような気がします。
長年色彩よりかたちや構成に興味を持っており、それらを利用した作品はメッセージに基づいているというより、心象風景を反映しています。そのような抽象的なテーマは、写実的な作品よりも不明瞭に思われるかもしれませんが、私自身のありのままの精神状態を描き出しており、具象画よりも深く感情を伝えることができるでしょう。
私の作品は固定の形体に捕われないこと、また数値によって形を変える動的な表現として画面構成をすることの重要性にフォーカスしています。最近の作品制作の主な方法は、最初に関数による立体ジオメトリック形態を発生させ、その後オリジナルパターンと重ね合わせます。
コンピュータによる作品の創作は、自分の意志と予期出来ないものとのバランスの世界で、偶発的とはいえませんが、この小さな驚きで制作がどんどんおもしろくなるものです。それがコンピュータで表現する最大の可能性だと信じ、試行錯誤しながら制作を続けて来ました。
私の作品は生物的かつ有機的な印象もあります。花や木のかたち、魚の動き、水面の波紋などの自然の中の有機的な印象やダイナミックな動きを眺めるのが好きで、常に日々の中の様々なものの中に規則性を探します。しかし、規則だけにこだわってものを見ないようにしています。かたちとかたちの間にも静と動があり、その間の空気を読むとか空間を見るとか、そこから発想することが重要だと思います。
私達は絵を見る際に、最初は全体の構成に目が向き、それから細かい部分を見ようとします。つまり、全体と細部は互いに作用し合っており、バランスを取り合っているものです。バランスが良過ぎても駄目で、自分が落ち着けるギリギリのバランスがあります。試行錯誤をしながら制作を続け、これだと思えるバランスや調和を見いだした時にようやく満足ができます。
お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
メールでのお問い合わせのみとさせていただきます。